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Brush eight宮本憲です。
4月になり入学シーズンになりました。気持ち新たに物事をスタートさせる方が多い季節ですね。
新たに始める習い事としてギターのレッスンを受けるようになったり、既にギターを演奏している方は音楽の専門学校、音楽大学に入学される方もいることでしょう。
今回はそんな方々に向けて練習に対する心構えや、練習の仕方のポイント等をお話しようかと思います。
記事はギターについて書いていますが他の楽器にも共通している部分もありますので楽器名を置き換えて参考にしていただければと思います。
まず、独学でギターを練習している方へのアドバイスですが、もし早く上達したいと考えているのであればレッスンを受けることをお勧めします。
ギターは比較的独学でもある程度は弾けてしまう楽器のため最初から習うという選択をしない方もいますが、独学で始めるとどうしても変な癖がつき易く後から修正しようと思うと結局時間がかかってしまいます。
知識に関しても今はインターネット等で簡単に情報を手に入れる事が可能ですが情報が本当に正しいのかどうかを判断するのはギターの経験が浅いと難しいでしょう。
中には独学でプロのギタリストになる方もいますが余程の音楽センスや特殊な能力が無い限りは難しいでしょう。
先生との相性や、自分の目指す理想のギタリストによってはレッスンが合わないこともあるかもしれませんが自分に合うレッスンが見つかれば上達は間違いなく早くなります。
僕自身独学でギターを始め、行き詰ってレッスンを受けに行くようになりましたが"もっと早く受ければ良かった"と思わされたのが本音です。
という事で今回のお話はレッスンを受ける事を前提としてレッスン中に気をつけるポイントや、レッスンを受けた後にどのように練習すれば良いのかを説明していきます。
まずレッスン中に気をつけるポイントをいくつか挙げます。
・レッスンを録音する
可能であればレッスンはできるだけ録音してレッスン後にプレイバックする事をおすすめします。
先生のお手本の演奏があればそれを繰り返し聴くと良いでしょう。良い演奏のイメージを明確に持つ事は非常に重要です。
最初は自分の演奏を聴くのは恥ずかしく感じるかもしれませんが、自分の演奏も必ず聴きましょう。
レッスン中に自分が弾いた内容を後から聴く事で客観的に自分の演奏を聴くことができます。
先生の演奏と自分の演奏と比較して聞くのも良いでしょう。自分の出来ていない部分を明確にする事で練習の目標も立て易くなります。
また過去のレッスンと比較することで自分の上達の度合いも把握しやすくなると思います。
・自分がどんな演奏をできるようになりたいのかを伝える
これは特にレッスンを始める前に先生と相談しておきたい内容です。
初心者の方はある程度基本的な演奏ができるようになってからでも良いと思います。
レッスンはどうしても受身になりがちですが、自分の希望は前もって伝えておくべきであると言えます。
自分がこんな演奏をできるようにしたい、この曲が弾けるようになりたいという事を伝えることによって先生側もレッスンの内容に反映してくれる可能性が高くなります。
テキストやカリキュラムが決まっているようなレッスンの場合でも一度相談してみるのも手でしょう。考慮してくれる場合もあるかもしれません。
希望する内容によっては"まだ練習するには難しすぎる"等の理由で断られる可能性はありますが、その場合でもそれに近づけるような目標を一緒に考えてもらったりすると良いでしょう。
・反復練習が必要な内容と、そうでない内容を理解しておく
これはレッスンする側にも言えることですが、この区別を明確にすることは重要です。
レッスン中に弾けるようになった内容はある程度の復習は必要ですが"反復練習が必要でない"内容です。
逆にレッスン中に弾けなかった内容はレッスン後に反復練習して弾けるように努力しましょう。1週間でできる場合もあれば何ヶ月もかかる場合もあるかもしれません。
この2つを明確にする事で練習のポイントを絞ることができ効率よく練習することが可能です。
では次にレッスン後、次のレッスンの間までの個人練習のポイントについて
・予習よりも復習
先生にもよると思いますが、次のレッスンまでの課題として僕はレッスンした内容の復習を重要視しています。
レッスンで習った内容をしっかり復習して演奏技術として"定着"させて初めて身についたと言えると思います。
新しい内容を次々やる内に前の内容を忘れてしまっては意味がありません。過去のレッスンで習った内容を復習することで新たな発見がある場合もあります。
新鮮さや上達スピードを求めるあまり基礎が疎かにならないよう注意が必要です。
・部分的な練習と通しての練習をする
例えばFのコードを押さえる練習をしてFのコードが鳴るようになった場合、曲の中でFのコードがある曲をすぐに弾けるようになる訳ではありません。
部分的な練習をしそれが弾けるようになった後は必ず前後のフレーズも含めて練習しましょう。
最終的に1曲を通して演奏できるようにするためにはこの作業が必ず必要になります。弾けなかった一部分だけを練習し弾けるようになっただけでは、まだ途中の段階である事を忘れないようにしましょう。
・毎日練習する
専門学校や音楽大学へ行く方は嫌でも課題に追われる事になるケースが多いかと思います。上記で紹介したレッスン中の録音を活用して効率よく練習すると良いでしょう。
趣味でギターを習っている方は仕事や勉強等があるため思うように練習時間が取れない方もいるとは思いますが5分、10分でも良いのでできるだけ毎日継続的に練習する癖をつける方が良いでしょう。
短い時間でも集中して練習すればそれは必ず身につきます。
僕自身も毎日ギターを触りますが個人的な練習となると時間が限られてきます。
"毎日練習する"よりも"毎日ギターに触る"ところから始めてみても良いでしょう。
簡単なようで難しい究極のコツとも言えるでしょう。
レッスン、練習で基礎が積み重なると課題を消化するスピードも加速度的に早くなってきます。
上記で紹介した内容を参考にこれから始まるレッスンに取り組んでいただければと思います。
brush eightでもレッスンを受ける事が可能です。レッスンを始めたいという方はお店に是非お問い合わせ下さい。