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Brush eight櫨原大(ハゼハラ ヒロシ)です。
今回はシールドについてレポートしていきたいと思います。
この「シールド」種類がいっぱいありすぎてどれがいいのか、実質どう何が違うのか分からない方も多いかと思います。
すでにbelldenやmogamiといった有名なシールドを使っている方の中でも、
ちゃんとした違いまでは分からないという方も多いのではないでしょうか。
そう言った方のために少しでも参考になれば幸いです!
まず、シールドで音ってそんな変わるの??という疑問をお持ちの方もおられるかと思いますが、
確実に変わります。
そして、使っている楽器やその種類(ハムバッカー、シングルコイル)などでもシールドとの相性が変わってくると思います。
あとはパッチケーブルとして使うのか、ギターからアンプもしくはエフェクターに繋ぐシールドなのか。
様々な状況によって使い分けれればそれが一番いいと思います。
ケーブルで有名なもので言えば、「canare」や「bellden」「mogami」「MONSTERケーブル」など、名前をあげればキリがないくらい様々な種類があります。
エフェクターボードのパッチケーブルなんかにはGEOGE L'Sも人気ですね。
また、プラグ部分に関して言えば「SWITCH CRAFT」が一番有名所だと思います。
当然ですがケーブル部分とプラグ部分の組み合わせによって音が変わってきます。
がしかし!
ここまでのことを書きましたが、最後に超難題があります。
それは…
多くの楽器店ではシールド試奏ができない。
ということです。
これでは、自分にあったシールドを文章や口コミなどでしか選ぶことができません。
文章や口コミ。
この要素も確かにモノを選ぶにあたって重要なファクターではありますが、やはり最後は自分の耳です。
しかも、
実はそのシールド試奏が出来てしまうのがBrush eightなんです。
楽器店Brush eightでは
mogami「#2524」
bellden「#9395」「#9778」「#8412」
に「SWITCH CRAFT」「NEUTRIK (ノイトリック)」のプラグを組み合わせたものをSTYLE1~4に分けて提供させて頂いております。
ケーブル各種プラスSTYLE1~4
STYLE1 スイッチクラフト
STYLE2 ノイトリック
STYLE3 スイッチクラフト+カーボン被膜
STYLE4 ノイトリック+カーボン被膜
全部で16種類ご用意しております。
さて、最近では本当に様々なところで耳にする「ベルデン」
楽器にはおそらくこの3種類が一般的でしょうか。
「#9395」「#9778」「#8412」
種類によってキャラクターが違います。
mogami #2524
レビューをみると 「すっきりしている」「ミドルレンジが効いていて良い」「クセがない」 などが多くみられました。
そして!ここからは僕の個人的な感想ですので一般的に語られていることとは違うかしれません。
普段、僕はストラト弾いていることもあって今回はmomoseのストラトで試奏しました。
どのシールドをとってもさすがのクオリティーなのでここまでくれば「好み」や「用途」によって選んでいただければと思います。
そしてプラグに関して言えば「SWITCH CRAFT」が標準というイメージを今回完全に壊されました。
ギターには断然ノイトリックがおすすめです。
高音の出かたが全然違います。
高音が出ることによって全体がすっきりしたようなイメージです。
そして、一般的に評価が高い「#8412」
特にスイッチクラフトとの組み合わせは低音がしっかり出てくれます。
しかし、
ギターやアンプや場所によっては出すぎる感がありました。
ジャンルによっても合う合わないがあるのではないでしょうか。
実際、ハードなロック曲などでパワーコードでガンガン弾くと、 低音がベースとぶつかって少し邪魔になるというケースもあります。
逆にそのギターの迫力ある低音を出したいという方なら最高のシールドかもしれません。
低音がズッシリ来ますが、高音もくっきりきれいに出てくれますのでアコギなんかにも合うと思います。
もう少しだけすっきりさしたければ、スイッチクラフトではなくノイトリックをおすすめします。
そしてもう一つ。
ケーブルそのものが太いです。
ケーブルは太くて硬いと中で断線しやすいというデメリットもあります。
何かのひょうしに直角に曲がることもライブやスタジオではよくあることだと思います。
#8412はそういった場合ちょっと怖いですね。
やはり長く使える、耐久性があるというのもシールドを選ぶポイントです。
長く使うことを考えると更に耐久性アップさせたカーボン被膜のSTYLE3.4をおすすめします。
そして#9395、これは僕も使っています。
が、この弾き比べで分かりましたが、予想以上にワイドレンジ。
いいケーブルであることは間違いありませんが、使うジャンルを選ぶシールドかもしれません。
ぱっと聞いた感じでは一番派手な音なので、9395が良い!という方も多いです。
しかし、 ここが違う!といったようなハッキリとした違いがあまりないがゆえに使い方が非常に難しい。
入念に#9395と#9778弾き比べた結果、低音の出かたというより、プッシュしている音域がすこし違います。
#9778よりももう少し低いところが出てくるイメージです。
ざっくりいうとすれば先ほども書きましたが#9395は派手な音だと思います。暴れるって感じでしょうか。
高音域もしっかり出ますし、 中域はベルデン独特のギターがおいしい部分をしっかり出してくれます。
#9778に比べて高音も低音もしっかり出ます。低音というより中低音でしょうか。
しかしながら僕が乗り換えよう!とおもったケーブル。
それは#9778なんです。
ここまでのレビューだと#9778は#9395よりもレンジが狭く、低音、高音ともに劣っているようにも思えたかもわかりません。
正解といえば正解ですが、これがおもしろいところですね。
一般的に「すっきりした音」や「クセがない」といったレビューを見ますが、 僕にとってはある意味一番クセがあるのが#9778だと感じました。
音の印象はまず硬い?人によって表現が少し違うかもですが、良い感じの中域が出る、という感じです。
ギターにとって中音の出かたというのはもっとも大事なところだと思います。
その中音が素晴らしいの一言。これぞベルデン!といったような中音。
すこしオーバードライブをかけてモダンな音がだいしたいのであれば、一度このケーブルをお試しください。
非常にROCKで男前な奴だと思います。
そしてパッチケーブルなんかにもこのシールドはいいと思います。
エフェクターを複数繋ぐと当然、音痩せします。
よくハイ落ちと言ったりしますが、スカスカな音になってしまったりします。
高音が落ちることよりも中高音域が削られ高音だけ無駄に残ってしまったり、もう最悪なんです。
ここに書いている4種類のケーブルでつなげば酷い結果にはならないとは思いますが、 少なからず音痩せは確実に発生しますので、そういった対策(バッファー等?)も必要ですね。
そして最後にmogami「#2524」
これは少し驚きました。
かなり良いです。
非常にバランスがよく、綺麗な出音です。
残りの3本に比べて高音が一番綺麗に出てくれるのはこのケーブルです。
音の質自体は#8412に似ているかもしれません。
#8412は低音が僕には少し強すぎましたが、#2524はそこまでは出ません。
中低音部分と高音がしっかり出てきてくれます。
これでカッティングすると非常に気持ちいいです。
そして、ベルデンとは中音域が全然違います。
そもそもベルデンのケーブルは全体的に中音域にクセがあります。
クセというよりもこれぞベルデンというキャラクターがはっきりしています。
そのベルデン色みたいなものがあまり好みでない方にはmogamiがいいでしょう。
形容するのは難しいですが、中音域のモコっとする感じがとれて非常にすっきりしています。
無くなったとは違ってベルデンとは少し種類が違う中音域といった感じでしょうか。
シングルコイルのギターに合うケーブルかもしれません。
少し歪ましてコードをかき鳴らすとかなり気持ちがいいですね。
ギターボーカルの方なんかには特におすすめです。
mogamiに関してはスイッチクラフトよりもノイトリックが断然おすすめです。 弾き比べてもらえると一目瞭然、おそらくほとんどの方がノイトリックを選ばれるのでは?と思います。
そしてこのmogami、この4本のケーブルのなかで一番細く柔らかいです。
断線はよっぽどのことがない限りは無いと思います。
しかし柔らかいがゆえに椅子の足などで亀裂が入ることも考えられますのでSTYLE3.4のカーボン被膜使用のものをおすすめします。
いろいろ書きましたが、当然4種類すべて「良いケーブル」であることは間違いありません。
そして、これもよく言われることかもしれませんが「音がよくなるケーブル」は存在しません。
しかし確実に出音は変わります。
シールドは アンプや楽器本体ではいじれないEQを補正してくれる、いわばエフェクター的な物。
どれだけ信号をきれいにクセなく出すか、というところに特化させたものもあれば、 そのクセをガンガン押し出すケーブルもあります。
その違いを分かって自分に合う、その場所、環境にあったシールドを見つける。ということが大切かと思います。
そして何より、 「弾いていて気持ちがいい」 と感じるシールドを使う。ということがものすごく大事なことだと思います。
そんなシールドみつけるお手伝いができればと思います。 お電話でも構いませんのでどんなことでも気軽に聞いてください。
今回はシールドについてレポートしていきたいと思います。
この「シールド」種類がいっぱいありすぎてどれがいいのか、実質どう何が違うのか分からない方も多いかと思います。
すでにbelldenやmogamiといった有名なシールドを使っている方の中でも、
ちゃんとした違いまでは分からないという方も多いのではないでしょうか。
そう言った方のために少しでも参考になれば幸いです!
まず、シールドで音ってそんな変わるの??という疑問をお持ちの方もおられるかと思いますが、
確実に変わります。
そして、使っている楽器やその種類(ハムバッカー、シングルコイル)などでもシールドとの相性が変わってくると思います。
あとはパッチケーブルとして使うのか、ギターからアンプもしくはエフェクターに繋ぐシールドなのか。
様々な状況によって使い分けれればそれが一番いいと思います。
ケーブルで有名なもので言えば、「canare」や「bellden」「mogami」「MONSTERケーブル」など、名前をあげればキリがないくらい様々な種類があります。
エフェクターボードのパッチケーブルなんかにはGEOGE L'Sも人気ですね。
また、プラグ部分に関して言えば「SWITCH CRAFT」が一番有名所だと思います。
当然ですがケーブル部分とプラグ部分の組み合わせによって音が変わってきます。
がしかし!
ここまでのことを書きましたが、最後に超難題があります。
それは…
多くの楽器店ではシールド試奏ができない。
ということです。
これでは、自分にあったシールドを文章や口コミなどでしか選ぶことができません。
文章や口コミ。
この要素も確かにモノを選ぶにあたって重要なファクターではありますが、やはり最後は自分の耳です。
しかも、
実はそのシールド試奏が出来てしまうのがBrush eightなんです。
楽器店Brush eightでは
mogami「#2524」
bellden「#9395」「#9778」「#8412」
に「SWITCH CRAFT」「NEUTRIK (ノイトリック)」のプラグを組み合わせたものをSTYLE1~4に分けて提供させて頂いております。
ケーブル各種プラスSTYLE1~4
STYLE1 スイッチクラフト
STYLE2 ノイトリック
STYLE3 スイッチクラフト+カーボン被膜
STYLE4 ノイトリック+カーボン被膜
全部で16種類ご用意しております。
さて、最近では本当に様々なところで耳にする「ベルデン」
楽器にはおそらくこの3種類が一般的でしょうか。
「#9395」「#9778」「#8412」
種類によってキャラクターが違います。
mogami #2524
レビューをみると 「すっきりしている」「ミドルレンジが効いていて良い」「クセがない」 などが多くみられました。
そして!ここからは僕の個人的な感想ですので一般的に語られていることとは違うかしれません。
普段、僕はストラト弾いていることもあって今回はmomoseのストラトで試奏しました。
どのシールドをとってもさすがのクオリティーなのでここまでくれば「好み」や「用途」によって選んでいただければと思います。
そしてプラグに関して言えば「SWITCH CRAFT」が標準というイメージを今回完全に壊されました。
ギターには断然ノイトリックがおすすめです。
高音の出かたが全然違います。
高音が出ることによって全体がすっきりしたようなイメージです。
そして、一般的に評価が高い「#8412」
特にスイッチクラフトとの組み合わせは低音がしっかり出てくれます。
しかし、
ギターやアンプや場所によっては出すぎる感がありました。
ジャンルによっても合う合わないがあるのではないでしょうか。
実際、ハードなロック曲などでパワーコードでガンガン弾くと、 低音がベースとぶつかって少し邪魔になるというケースもあります。
逆にそのギターの迫力ある低音を出したいという方なら最高のシールドかもしれません。
低音がズッシリ来ますが、高音もくっきりきれいに出てくれますのでアコギなんかにも合うと思います。
もう少しだけすっきりさしたければ、スイッチクラフトではなくノイトリックをおすすめします。
そしてもう一つ。
ケーブルそのものが太いです。
ケーブルは太くて硬いと中で断線しやすいというデメリットもあります。
何かのひょうしに直角に曲がることもライブやスタジオではよくあることだと思います。
#8412はそういった場合ちょっと怖いですね。
やはり長く使える、耐久性があるというのもシールドを選ぶポイントです。
長く使うことを考えると更に耐久性アップさせたカーボン被膜のSTYLE3.4をおすすめします。
そして#9395、これは僕も使っています。
が、この弾き比べで分かりましたが、予想以上にワイドレンジ。
いいケーブルであることは間違いありませんが、使うジャンルを選ぶシールドかもしれません。
ぱっと聞いた感じでは一番派手な音なので、9395が良い!という方も多いです。
しかし、 ここが違う!といったようなハッキリとした違いがあまりないがゆえに使い方が非常に難しい。
入念に#9395と#9778弾き比べた結果、低音の出かたというより、プッシュしている音域がすこし違います。
#9778よりももう少し低いところが出てくるイメージです。
ざっくりいうとすれば先ほども書きましたが#9395は派手な音だと思います。暴れるって感じでしょうか。
高音域もしっかり出ますし、 中域はベルデン独特のギターがおいしい部分をしっかり出してくれます。
#9778に比べて高音も低音もしっかり出ます。低音というより中低音でしょうか。
しかしながら僕が乗り換えよう!とおもったケーブル。
それは#9778なんです。
ここまでのレビューだと#9778は#9395よりもレンジが狭く、低音、高音ともに劣っているようにも思えたかもわかりません。
正解といえば正解ですが、これがおもしろいところですね。
一般的に「すっきりした音」や「クセがない」といったレビューを見ますが、 僕にとってはある意味一番クセがあるのが#9778だと感じました。
音の印象はまず硬い?人によって表現が少し違うかもですが、良い感じの中域が出る、という感じです。
ギターにとって中音の出かたというのはもっとも大事なところだと思います。
その中音が素晴らしいの一言。これぞベルデン!といったような中音。
すこしオーバードライブをかけてモダンな音がだいしたいのであれば、一度このケーブルをお試しください。
非常にROCKで男前な奴だと思います。
そしてパッチケーブルなんかにもこのシールドはいいと思います。
エフェクターを複数繋ぐと当然、音痩せします。
よくハイ落ちと言ったりしますが、スカスカな音になってしまったりします。
高音が落ちることよりも中高音域が削られ高音だけ無駄に残ってしまったり、もう最悪なんです。
ここに書いている4種類のケーブルでつなげば酷い結果にはならないとは思いますが、 少なからず音痩せは確実に発生しますので、そういった対策(バッファー等?)も必要ですね。
そして最後にmogami「#2524」
これは少し驚きました。
かなり良いです。
非常にバランスがよく、綺麗な出音です。
残りの3本に比べて高音が一番綺麗に出てくれるのはこのケーブルです。
音の質自体は#8412に似ているかもしれません。
#8412は低音が僕には少し強すぎましたが、#2524はそこまでは出ません。
中低音部分と高音がしっかり出てきてくれます。
これでカッティングすると非常に気持ちいいです。
そして、ベルデンとは中音域が全然違います。
そもそもベルデンのケーブルは全体的に中音域にクセがあります。
クセというよりもこれぞベルデンというキャラクターがはっきりしています。
そのベルデン色みたいなものがあまり好みでない方にはmogamiがいいでしょう。
形容するのは難しいですが、中音域のモコっとする感じがとれて非常にすっきりしています。
無くなったとは違ってベルデンとは少し種類が違う中音域といった感じでしょうか。
シングルコイルのギターに合うケーブルかもしれません。
少し歪ましてコードをかき鳴らすとかなり気持ちがいいですね。
ギターボーカルの方なんかには特におすすめです。
mogamiに関してはスイッチクラフトよりもノイトリックが断然おすすめです。 弾き比べてもらえると一目瞭然、おそらくほとんどの方がノイトリックを選ばれるのでは?と思います。
そしてこのmogami、この4本のケーブルのなかで一番細く柔らかいです。
断線はよっぽどのことがない限りは無いと思います。
しかし柔らかいがゆえに椅子の足などで亀裂が入ることも考えられますのでSTYLE3.4のカーボン被膜使用のものをおすすめします。
いろいろ書きましたが、当然4種類すべて「良いケーブル」であることは間違いありません。
そして、これもよく言われることかもしれませんが「音がよくなるケーブル」は存在しません。
しかし確実に出音は変わります。
シールドは アンプや楽器本体ではいじれないEQを補正してくれる、いわばエフェクター的な物。
どれだけ信号をきれいにクセなく出すか、というところに特化させたものもあれば、 そのクセをガンガン押し出すケーブルもあります。
その違いを分かって自分に合う、その場所、環境にあったシールドを見つける。ということが大切かと思います。
そして何より、 「弾いていて気持ちがいい」 と感じるシールドを使う。ということがものすごく大事なことだと思います。
そんなシールドみつけるお手伝いができればと思います。 お電話でも構いませんのでどんなことでも気軽に聞いてください。